カテゴリ:不動産売却コラム / 投稿日付:2026/04/13 13:06
築年数が経過した古い家でも、リフォーム前提の買主や建て替え用地としての需要があるため、問題なく売却することができます。古い家を少しでも高く売るための最大のポイントは、「更地にして売るか、そのまま(古家付き土地として)売るか」を物件の状況に合わせて正しく見極めることです。
それぞれのメリットや注意点、判断基準について詳しく解説します。
古い家を更地にして売却するメリット
「古い家は更地にしたほうが高く売れる」と耳にしたことがあるかもしれませんが、これは多くの場合で事実です。更地にする主なメリットは以下の2点です。
- 購入希望者が増え、高く売れやすい
すぐに家を建てたい買主にとって、解体の手間や費用がかからない更地は魅力的です。土地の用途が広がるため需要が高まり、結果として高く売却できるケースが多くなります。 - 空き家の管理リスクを回避できる
建物を解体することで、特定空き家に指定されるリスクや、老朽化による倒壊、放火、不法投棄などの心配がなくなります。
更地にして売却する際の3つの注意点
一方で、安易に更地にしてしまうと思わぬ損失を被ることもあります。以下の3点に注意が必要です。
- 高額な解体費用が先行して必要になる
既存の建物を取り壊すためには、建物の構造や広さによって数十万円から数百万円の解体費用が自己負担として必要になります。 - 固定資産税の軽減措置が受けられなくなる
居住用の家屋が建っている土地は「住宅用地の特例」により、200平米以下の部分の固定資産税が6分の1に軽減されています。建物を解体して翌年の1月1日を迎えるとこの特例から外れ、土地の固定資産税が跳ね上がってしまいます。 - 隣地所有者との事前協議が必要になる
解体工事には騒音や振動、粉塵などが伴うため、近隣トラブルを防ぐために隣地の所有者と事前の話し合いや挨拶が不可欠です。
古い家をそのまま売却したほうが良い5つのケース
物件の状況によっては、解体せずに「古家付き土地」としてそのまま売却したほうが、最終的な手元に残る利益(手取り額)が多くなる場合があります。具体的には以下の5つのケースです。
- 建物がまだ十分に利用できる場合(RC造の建物やビルなど)
- 古民家など、古い建物自体に歴史的・デザイン的な価値がある場合
- 前面道路が狭いなど、重機が入らず物理的に解体が困難な場合
- アスベストの除去が必要など、解体費用が相場より著しく高額になる場合
- 手元に解体費用を支払うための自己資金がない場合
まとめ:最適な売却方法は不動産会社に相談を
古い家を高く売るためには、解体費用と売却予想価格のバランスを見極めることが重要です。自己判断で解体してしまう前に、まずはそのままの状態で不動産会社に査定を依頼し、どちらの売却方法がお客様の状況に合っているかシミュレーションすることをおすすめします。

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